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「秋になると抜け毛が増える」は気のせい?研究データで見る“髪の衣替え”

1 日前
読了時間: 3分

■ 研究でわかっている「抜け毛の季節」


スイスのチューリッヒ大学のチームは、6年間にわたり、抜け毛を気にして受診した健康な女性を対象に、毛根を顕微鏡で調べる検査を行いました。病気や薬の影響がある人を除いた823人を分析したところ、抜け落ちる準備に入った「休止期」の髪の割合は夏に最も高くなっていました。反対に、この割合が最も低かったのは冬の終わりです。

イギリスの研究も似た結果です。18〜39歳の健康な男性14人を、28日ごとに18か月間追いかけた調査で、抜け毛の本数は8〜9月ごろにピークを迎え、そのときの平均は1日約60本。前の冬と比べて2倍以上でした。


「それは欧米の話でしょう?」と思った方へ。アジアのデータもあります。中国で41人の男女を1年間毎月調べた研究でも、8〜9月ごろに休止期の髪の割合が上がっていました。ただし変動の幅は欧州の研究より小さく、健康な髪の正常範囲に収まっていたとのこと。


さらに、人の「気になり方」もデータに表れています。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学などの研究者が、8か国のGoogle検索データを2004年から2016年まで調べたところ、どの国でも夏と秋に「抜け毛」の検索が増えていました。


つまり、秋の抜け毛は気のせいではなく、多くの人に起きている季節の変化なんです。


■ なぜ「夏」ではなく「秋」に抜けるのか


髪には「伸びる時期(成長期)」「止まる時期(退行期)」「抜ける準備をする時期(休止期)」のサイクルがあります。休止期に入った髪は、すぐには抜けません。休止期はおよそ100日ほど続くため、夏に休止期に入った髪が、秋になって実際に抜けて目に入る、というわけです。


では、なぜ夏に休止期の髪が増えるのか。紫外線や暑さ、日の長さの変化などいくつか説はありますが、はっきりした仕組みはまだ解明されていません。ここは研究者のあいだでもまだ「わからない」部分です。

■ 心配しなくていい抜け毛、相談したほうがいい抜け毛


季節の抜け毛は、髪全体からまんべんなく抜けて、数か月で落ち着くのが特徴です。


一方で、こんな場合は季節のせいと決めつけず、皮膚科に相談してみてください。


・数か月たっても抜け毛が減らない

・分け目やつむじが、明らかに広がってきた

・丸く抜けている部分がある

・頭皮にかゆみ、赤み、痛みがある


季節の抜け毛だと思い込んでいたら、実は別の原因だった、ということもあります。美容室では抜け毛の診断や治療はできませんが、「いつもと違う」に気づくきっかけにはなれると思っています。


■ 秋のうちにやっておきたいこと


1. 抜け毛と切れ毛を見分ける

落ちている髪の根元を見てみてください。白い小さなふくらみ(毛根)がついていれば自然な抜け毛。途中で切れているなら、夏の紫外線やカラー、熱によるダメージの可能性が高いです。切れ毛が多いなら、ケアで改善できる部分があります。

2. 頭皮をこすらず、すぐ乾かす

シャンプーは爪を立てず指の腹で。濡れたまま寝ると髪同士がこすれて傷みやすくなります。

3. 分け目をときどき変える

同じ分け目は、そこだけ紫外線を浴び続けます。夏のあいだ同じ分け目だった方は、この機会に。

4. カットで「ボリュームの見え方」を整える

抜け毛が気になる時期は、根元がぺたっとして寂しく見えがちです。長さやレイヤー、分け目の位置を少し変えるだけで、印象はかなり変わります。


秋の抜け毛は、髪が季節に合わせて入れ替わる「衣替え」のようなもの。必要以上に怖がらなくて大丈夫です。ただ、夏のダメージをそのままにしておくと、冬の乾燥でさらに傷みやすくなります。

REPUBLICでは、髪と頭皮の状態を確認したうえで、この秋から冬に向けたケアやスタイルをご提案しています。英語での対応も可能です。


ご予約はホームページ、またはお電話(0422-24-9195)から。



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